2.お客さま・地域社会とのコミュニケーション
沿線でのシェアサイクルサービス拡大
お客さまの利便性向上のため、複数の事業者と連携して、沿線にシェアサイクルステーションを設置し、ラストワンマイルの移動手段を提供しています。
うち大阪府下13カ所および奈良県4カ所、三重県の伊勢エリアで、OpenStreet㈱のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用し、直営で展開しています。
環境に優しい移動手段として、日常生活のみならず観光周遊等でもご利用いただけるよう、今後も近鉄沿線を中心に拡大していきます。
地域と連携したまちづくり
みなさまに親しまれ、愛される沿線を目指し、地元自治体や地域のみなさまと協力してまちづくりに取り組んでいます。 2022年3月23日には大阪市東住吉区と「地域および鉄道沿線の活性化に関する協定」を締結し、同年4月1日には針中野駅の副駅名を「長居公園 植物園前」としました。 駅には同施設をモチーフとしたデザイン装飾を行い、2024年3月に世界三大デザイン賞「iF DESIGN AWARD2024」を受賞しました。 また、駅構内には地域の方に使っていただけるイベントスペース“HITNO-WA針中野”や、このエリアをホームタウンとするセレッソ大阪とも連携し、より地域の方に愛される駅づくりにも取り組んでいます。
およびロビーフィギュア
沿線活性化を目的としたUR都市機構との連携
2021年2月に、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)と、沿線地域の活性化に向けて包括連携協定を締結し 、高の原駅周辺エリアの地域情報誌の作成・配布や、UR団地でのマルシェイベントの開催などを行っています。
今後も、両者で連携して、同エリアをはじめとする沿線地域の魅力紹介やイベントによる交流人口の拡大ならびに地域の暮らしや活動の支援、情報発信、転入促進および定住促進に取り組んでいきます。
八尾市との連携による沿線活性化
魅力あふれるまち・沿線の創出に向け、八尾市と連携して、「ものづくり企業の魅力を発信するイベントの開催」「八尾駅を活用した地域のPR」「高安山地域の魅力創造」などに取り組んできました。
2023年10月には、同市と「地域の活性化に関する連携協定」を締結し、協力関係をより一層深めて、沿線活性化に取り組んでいます。
きんてつ鉄道まつり
沿線のみなさまや当社をご利用のみなさまへ日頃の感謝をこめて、きんてつ鉄道まつりを開催しています。
2023年同イベントは、より多くの方にお楽しみいただけるように、事前予約制ではなく、春と秋に2回に分けて、五位堂検修車庫と塩浜検修車庫でそれぞれ実施しましたが、2024年では、4月20日、21日に塩浜検修車庫(三重県四日市市)と白塚車庫(三重県津市)、10月19日、20日に高安車庫(大阪府八尾市)と五位堂検修車庫(奈良県香芝市)のそれぞれ2会場で、「きんてつ鉄道まつり2024」を開催しました。
今後も、様々な活動を通して、地域のみなさまとのつながりを大切にし、みなさまに愛される近鉄を目指します。
吉野線 華(はな)いっぱい計画
観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」の運行にあわせ、吉野線を紅葉や季節の花で華やかに彩る「吉野線 華(はな)いっぱい計画」に、2016年3月から取り組んでいます。
2017年3月までに、吉野駅~飛鳥駅間にモミジ・アジサイ・ユキヤナギ・ドウダンツツジ等の約17,000本の樹木等を植樹しました。特に福神駅から薬水駅の間は、計870本のモミジを約1kmにわたって植樹し、新たなモミジの名所を目指しています。
近鉄ホームページ「暮らす」の公開
沿線に住む魅力や、沿線を定住する地域として選んでいただけるように進めている取組みを、より多くの方に知ってもらうために、近鉄ホームページの「暮らす」ページを公開しています。
沿線情報を発信する「まちのお知らせ」、沿線の魅力を紹介する「まちの魅力」、自治体や企業と連携した当社の取組みを紹介する「まちのプロジェクト」などを開設し、情報発信を行っています。
また、本取組みについては、2024年より電車内でも紹介を始めました。
今後ももっと、ずっと、愛される沿線をめざし、沿線の魅力発信や向上に取り組んでいきます。
奈良県立医科大学附属病院周辺のまちづくり
2022年11月に、奈良県、公立大学法人奈良県立医科大学および橿原市と「奈良県立医科大学附属病院南側地区のまちづくりに関する連携協定書」を締結しました。
また、2025年3月には、奈良県および橿原市と「奈良県立医科大学附属病院南側地区のまちづくりにおける(仮称)医大新駅の設置等に関する基本協定書」を締結しました。
地域と鉄道の連携による相互の持続的発展を目指し、新駅の整備を通じてまちのにぎわいづくりの一端を担えるよう、積極的に取り組みたいと考えています。
近鉄郡山駅移設と周辺のまちづくり
2023年2月に、奈良県および大和郡山市と「近鉄郡山駅移設に関する基本協定書」を締結しました。 近鉄郡山駅を移設・橋上駅舎化し、交通結節機能の強化により、歩いて健康に暮らせるまちづくりに積極的に参加していきます。
地域ブランディングによる活性化
生駒山エリアのにぎわい創出のため、レトロをテーマにした地域ブランディングによる活性化に取り組んでいます。 その取組みの1つとして、生駒山エリアのレトロな魅力を紹介するWebページ「生駒レトロ」およびInstagram公式アカウントを開設し、情報発信をしています。 多くのお客さまに「生駒レトロ」を知って、触れていただきたいと思い、2022年に「生駒レトロ フォトコンテスト」を、生駒市・東大阪市の協力をいただきながら実施したほか、2023年には生駒ケーブル宝山寺駅をレトロ感あふれる駅にリニューアルしました。 引き続きレトロを通じた地域活性化に取り組んでいきます。
沿線に住む子供達への学びの場の提供
「子どもの教育と未来に希望を持てる沿線づくり」をテーマに「社会とつながるプログラミング教室プロジェクト ~鉄道編~」を夢見る㈱と展開しており、2021年5月、2社共同で、大和西大寺駅にプログラミング教室を開業しました。
開業以降、夢見る㈱との協業として、本校に通う生徒限定のコラボテキストの制作や鉄道に関連するプログラミング学習イベントを行っています。
2025年4月、夢見る㈱が、これまでの学びを実際の社会課題解決につなげる新たなカリキュラム「FRONTIER(フロンティア)」を開講し、近鉄社員がオンライン授業でロボ団の生徒に講義を行うなど、新たな取り組みも行っています。
今後もプログラミング教室を通して、沿線に住む子供達の教育と未来をより豊かにすることを目指します。