10000系 ビスタカー

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河内国分付近の大和川橋梁を通過中の10000系 -
昭和33年、大阪線特急車の増備として新造したもので、モ10001、モ10002、ク10003、サ10004、ク10005、モ10006、モ10007の7両編成の高性能車でした。 中間は3両2連接車体で内2両が高速電車としては世界最初の2階建構造で、愛称をビスタ・カーとしました。 この時、以降の特急車の基本となるオレンジとブルーの新塗色を採用しました。 先頭は流線形の高床運転台で、8M制御、平行カルダンの空気ばね式台車等高性能化を図り、回転式シート、複層ガラスの固定側窓など新技術と斬新なデザインが組み合わされた車両です。 製造は1編成のみで、大阪~伊勢間の特急に運用し、昭和46年廃車しました。
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