860系 / 600・610・620系 / 420・430・440系 / 270系 / 260系 / 200系

860系

860系
860系/ク767-モ867 伊賀線(現伊賀鉄道) 丸山駅~上林駅間

伊賀線(現伊賀鉄道)車両の近代化を図るため、18m車体、片側2扉の奈良線820系に、南大阪線6800系の狭軌台車、主電動機を組み合わせて、昭和59年より2両4編成を移籍しました。 さらに昭和61年、奈良線800系も同様の改造を行ない、880系として移籍しました。 平成5年、田原本線で運用していた820系3編成の冷房改造を行ない、860系として移籍し、880系を廃車しました。 すでに伊賀線(現伊賀鉄道)所属となっている860系にも冷房装置を取り付け、すべて冷房装置付の860系となりました。

600・610・620系

平成4年より南大阪線および名古屋線の冷房付高性能車を転用し養老線(現養老鉄道)の近代化を図りました。 600系は名古屋線の1650系を基本に台車を狭軌化し、中間に南大阪線の6000系の中間Tを組み込んだMc-T-Tcの3両編成です。 また、主電動機出力を変更したMc-Tcの2両編成もあります。 610系は名古屋線の1800系の台車を狭軌化した編成と増結用Tc化した南大阪線の6850系で構成され、Mc-Tc・Tcの3両編成と600系同様に2両編成があります。 620系は南大阪線の6000系Mc-M-T-Tcの4両編成のうちTを600系に転用し、中間MをT化したMc-T-Tcの3両編成です。 なお、主電動機出力は3両編成では135kW、2両編成では75kWが基本でしたが、現在はすべて135kwに統一されています。 平成13年に南大阪は6020系を転用した625系の投入に伴い、610系増倍用Tc2両と600系2両がさらに平成16年620系3両が廃車になりました。
平成17年から外部塗色をレトロ調をコンセプトにマルーンレッドの一色塗装に変更しています。

600系
600系/モ601-サ551-ク501(ギャラリートレイン)養老線(現養老鉄道)美濃山崎駅付近
610系
610系/モ611-ク511-ク531
養老線(現養老鉄道)桑名駅~播磨駅間
620系
620系/モ624-サ564-ク524
養老線(現養老鉄道)大外羽駅~烏江駅間

420・430・440系

420系は昭和28年に名古屋線の特急車6421系として製造した車両です。 昭和34年の名古屋線の軌間拡幅時に標準軌化し、昭和37年に3扉化とともに、座席の一部をロングシート化してセミクロスシートの通勤車としました。 昭和54年に再び狭軌化して養老線に移籍しました。 430系は昭和33年名古屋線初の20m車体の特急車6431系として製造した車両です。 昭和34年の名古屋線の軌間拡幅時に標準軌化され、特急として運用の後、昭和40年に3扉化およびロングシート化して通勤車としました。 昭和54年に再び狭軌化して養老線に移籍しました。 440系は昭和33年に名古屋線通勤車6441系として登場した車両です。
1460系と同じ車体で主電動機、制御装置、台車は一部モニ6231等のものを流用し、Mc-Tc10編成を製造しました。 昭和54年から5編成は2両編成のまま、残り5編成はすべてTcとして養老線(現養老鉄道)に移籍しました。 なお、それぞれの車番は昭和59年に3桁に改めたものですが、養老線(現養老鉄道)車両の近代化により全車平成6年に廃車されましたが、420系の1編成が大井川鉄道へ売却されました。

420系
420系/モ424-ク574他 山崎駅~駒野駅間
430系
430系/モ431-ク591
養老線(現養老鉄道)揖斐駅~美濃本郷駅間
440系
440系/モ444-ク544-ク559
養老線(現養老鉄道)桑名駅~播磨駅間

270系

  • 270系
    270系/ク172-サ138-モ272
    北勢線(現三岐鉄道)上笠田駅~楚原駅間
  • 北勢線車両の近代化を図るため、昭和52年に270形Mc6両と、170形Tc2両を製造しました。 車体長を従来の10mから15mと大きくし、ロングシート仕様で定員を75人としました。 車体前面は切妻構造の非貫通で2枚窓とし、1300mm幅両開き片側2枚扉を設け、ラインデリア3台を装備しています。 平成2年には1人掛クロスシート仕様の277形1両を増備し、平成4年までにワンマン化工事を行なうとともに、従来からの車両の車体更新工事も行ないました。
    平成15年北勢線車両の全てが三岐鉄道へ譲渡されました。

260系

  • 260系
    260系/ク163-サ123-モ263 赤堀駅~日永駅間
  • 内部線・八王子線(現四日市あすなろう鉄道)の開業70周年となる昭和57年、260形Mc5両と160形Tc3両を製造し、8両を廃車するとともに従来の車両の改造工事を行い、5編成14両の車両群となりました。 外部塗色は近鉄標準のマルーンに側出入口部をオレンジとした塗り分けが特徴で、運転室は正面に大型の一枚防曇ガラスを採用し、運転席を中央に設けています。 室内は運転室側を向いたオレンジ系モケットの一人掛けクロスシートとし、ラインデリアを採用しました。 なお、平成元年にはワンマン化工事が完了しています。 平成16年から外部塗色を沿線の保育園、幼稚園のお子様のご意見を参考に「楽しく」「元気に」をテーマに1両毎に7色のパステルカラーに変更しています。

200系

  • 200系
    200系/ク202-サ101-サ201
    北勢線(現三岐鉄道)大泉東駅~北大社駅間
  • 200系車両は、元三重交通三重線(当時は特殊狭軌線で現在の湯の山線)に昭和34年に投入した車両です。 編成はMc-T-Mcの3両B軸3車体連接車でした。 主電動機はMcの運転台寄台車に装備し、駆動装置は垂直カルダン方式でした。 昭和39年に湯の山線の標準軌化に伴い北勢線に転用し、現在はTc-T-TとしてMcを組み合わせ4両編成で運用しています。 平成15年北勢線車両の全てが三岐鉄道へ譲渡されました。

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