大和路を行く20100系6両編成

20100系
"ビスタ・カーで修学旅行" 小学生の夢は20100系の登場で現実になった。
昭和37年、修学旅行用の団体専用車「あおぞら号」をオール2階建構造のビスタ・カーで新造しました。モ20100形、サ20200形、モ20300形の3両を基本編成としました。車内は2人掛けと3人掛けの固定クロスシートで、先頭車には電子発光板の速度計、ウォータクーラーを設け、中間車にトイレ(2箇所)を設けたほか、階下に車両用機器を集約しました。定員は3両で398人と、2階建構造により大きな収容力が得られました。5編成15両を製造し、主に大阪、名古屋より伊勢志摩方面に運用しました。平成元年より廃車を始めました。