3種類の編成を組み合わせ9両で通過する10100系

10100系
先頭が貫通式の10100系。
中川短絡線、昭和38年1月3日
昭和34年、大阪~名古屋間の名阪直通特急用として新造したもので、モ10100形、サ10200形、モ10300形の3両2連接車体で、中間を2階建構造としました。先頭は流線形と貫通式の2種類があり、大阪寄りが流線、名古屋寄りが流線、両方向共貫通式の3種類の編成を乗客の増減により組み合わせられるものとしました。125kWの主電動機を8M制御し、33‰の上り勾配を100km/h以上の運転ができる性能を有していました。10000系ビスタ・カーに対し、新ビスタ・カーと呼び、昭和38年までに18編成54両を製造し、伊勢方面にも運用しました。昭和54年までに廃車しました。