難波線
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難波線は、JR環状線と交差する鶴橋駅の西側で分岐して地下にもぐり、道路下を西へ進んで大阪難波駅に至る路線です。 大阪の都心部を東西に貫く幹線であり、大阪地下鉄(御堂筋線・四つ橋線・堺筋線・千日前線・谷町線)とも接続。 有機的な都市高速鉄道網を形成し、都市圏輸送の重要な役割を担っています。
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難波線上本町駅~近鉄難波駅間は、1965(昭和40)年10月着工し、以来4年5ヵ月、複線機械シールドなど最新技術を駆使して完成。 日本万国博覧会開幕の1970(昭和45)年3月15日から営業を開始しました。 この日から奈良線の全列車が乗り入れ、名古屋・伊勢志摩方面に向かう特急列車の大部分が発着するようになり、上本町駅や鶴橋駅における混雑は大幅に緩和されました。
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難波線の各駅部分はオープンカット工法、他の線路部は日本初の複線型機械化シールド工法で建設。 工事は上本町駅の地下掘削から着手し1966(昭和41)年11月近鉄日本橋駅、翌年4月近鉄難波駅を着工しました。 シールドは、1968(昭和43)年9月上本町駅西側から掘進、近鉄日本橋駅西方の激しい湧水を突破して翌年12月末に近鉄難波駅まで貫通。 引き続き線路敷設を約1カ月で完了し、1970(昭和45)年2月24日から試運転を開始しました。