1810系 / 1800系 / 1600・1650系 / 1480系 / 1430系 / 1422系 / 1420系/ 1400系

1810系

  • 1810系
    1810系/モ1824-ク1924 船津駅付近
  • 昭和42年、空気ばね台車とラインデリアを採用した1810系が登場しました。 Mc-T-Tcの3両編成とMc-Tcの2両編成で、昭和54年には増結用のサ1970形を製造しました。 昭和54年から冷房改造工事、昭和59年から電制取付工事を行ないました。 また、昭和60年から1000系の高性能化、省エネ改造工事に伴う編成替えおよび車番変更を行ない、平成3年には残った1960形・1970形を2430系に組み込み、すべてMc-Tc編成となりました。
    平成14年から廃車が始まっています。

1800系

  • 1800系
    1800系/モ1804-ク1904 八田駅付近
  • 昭和41年に155kW主電動機を採用しMc-Tc編成の1800系が登場しました。 大阪線の2400系と同じ主電動機であるが名古屋線は急勾配がないため、電気制動を取り付けていませんでした。 さらに1M2T運用が可能なので増結用Tc1950形を製造しました。 1800系は昭和54年に冷房改造工事を行ない、昭和61年から電気制動取付工事を行いました。 増結用の1950形は昭和63年から1650形と編成で冷房改造工事を行ないましたが、平成4年から狭軌台車交換し養老線(現養老鉄道)へ転用され610系となりました。

1600・1650系

  • 1600・1650系
    1600系/モ1614-ク1714 白木駅~五知駅間
  • 1600系は昭和34年、名古屋線標準軌化工事完了後初めて名古屋線用として製造した高性能通勤車です。 編成はMc-TcでMcが奇数、Tcが偶数の連続車番となっていましたが、昭和38年にMcを1600形にTcを1700形に改めました。 車体は標準の20m片側4扉です。 昭和38年には増結用Mcとして1650形、さらに昭和40年には増結用Tcの1750形を製造しました。 また、昭和41年に1480系の便所付Tc3両を移籍して増結用とし、のちにT化しました。 昭和63年から平成3年にかけて1600系18両、1650形3両、1780形3両を廃車しましたが、うち、1650系の2両は五位堂検修車庫高安車庫の入換車に転用されました。
    平成2年に1651、1652は電動貨車に転用し、それぞれ51・52に車番変更しました。
    平成4年~6年に残る8両は狭軌台車に交換し養老線(現養老鉄道)へ転用され600系となりましたが平成13年に2両廃車されました。

1480系

  • 1480_2
    1481系/ク1591-モ1481-モ1482
    弥刀駅付近
  • 1480_1
    1480系/モ1494-モ1493-ク1587他
    今里駅付近
  • 昭和36年から1480系を9編成製造しました。 Mc-Mc編成であった1470系をベースとして、主電動機出力を125kWに増強したMc-M-Tc編成です。 中間のMは車両両端の側窓が1枚の前後対称形となっています。 昭和63年には2編成が廃車となり、あとの7編成は昭和57年から平成元年にかけて冷房改造工事を行ない、そのうち、1編成は鮮魚専用列車に改造し、1481系として塗色も変更しています。 なお、昭和43年には、10400系の出力アップ時に余剰となった主電動機を流用した同様編成の2470系も製造しています。
    1480系は平成11年を最後に全車廃車。 1481系も平成14年に廃車になりました。

1430系

  • 1430系
    1430系/モ1432-ク1532他 長谷寺駅
  • 1430系は、平成2年より製造した車両で、制御器メーカーが異なる点を除いて1230系と同一仕様で製造しており、軽易な改造で標準軌線全線の運用が可能です。 1435より補助電源装置の静止インバータ化、1436よりボルスタレス台車化と仕様を変更しています。
    平成5年より1437系が製造され、これを基本に平成6年には、Mc-T-M-Tcの4両編成、平成8年にはM-Tの2両を追加した6両編成の1620系が登場しています。

1422系

  • 1422系
    1422系/ク1523-モ1423他 長谷寺駅
  • 1422系は昭和62年に1252系として登場しました。 昭和61年製造の京都線3200系および南大阪線6400系と同じく大型押出型材によるアルミ車体とし、大阪線では初めての車体幅2800mmの通勤車です。 Mc-Tcの2両編成で6編成製造し、Mcには2基のパンタグラフとVVVFインバータ制御器、TcにはブラシレスMGと電動空気圧縮機を備えており、その後の標準軌線通勤車の基本となる車両です。 平成2年に車両管理上、1422系となりました。 なお、同時期に登場した1220系は制御器メーカーが異なる点を除いて1422系と同一仕様で製造しています。

1420系

  • 1420系
    1420系/モ1421-ク1521他 俊徳道駅
  • 昭和59年、1500V鉄道線用としては我が国初の最新エレクトロニクスを導入したVVVFインバータ制御車として1250系(モ1251-ク1351)が登場しました。 インバータ装置は耐圧4500V2000AのGTOサイリスタを採用し、1台で165kWの誘導電動機4台を制御しています。 車体形状は1400系と同じ近鉄標準形で、各部の強度バランスを考慮した軽量鋼製のロングシート車両です。 運転台後ろの車体側面にはVVVFと3相交流をデザイン化したシンボルマークを取り付けています。 平成2年に後継車である1252系(現1422系) と共に車両管理上、1420系(モ1421-ク1521)と改番しました。

1400系

  • 1400系
    1400系/ク1502-モ1402-モ1401-ク1501 近鉄八尾駅
  • 1400系は当社で最初の界磁チョッパ制御方式の省エネ車両です。 車体は肩部の丸みを小さくし、前面左右窓上の前照灯部にステンレスの飾り板を取り付け、中央貫通扉上に行先表示器を配した新しい近鉄通勤車スタイルとなった。 編成は電動車2両を隣接させたTc-M-M-Tcで、8個の主電動機を1台の制御器で制御する方式である。 主電動機は当社初の直流複巻電動機を採用し、160kWに大容量化しています。 昭和59年までに4編成を製造し、第2編成より車体を軽量化構造としたほか、第4編成のク1508にはトイレを設置しました。

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