3220・5820・9020・9820・6820系 シリーズ21

3220・5820・9020・9820・6820系 シリーズ21

2000年(平成12年)3月に奈良線、京都線で開始した通勤車両「シリーズ21」は、「人にやさしい・地球にやさしい」をキーワードに、バリアフリー、環境問題、資源問題に配慮した21世紀のスタンダード車両を目指しました。 平成13年には鉄道友の会ローレル賞を受賞しております。

「人にやさしい」

高齢化社会への対応として、お客様が座席からお立ちになる際には、補助となる両肘掛け付シート「らくらくコーナー」を扉付近の座席に設置しました。 また、体のご不自由なお客様への配慮として、車いすスペース、LED式車内表示装置や、転落防止用外ほろなども設置しました。
鉄道利用促進のための快適な車内空間の創造にも取り組み、一人ずつの座席を確保できるようにバスケット型シートを採用し、座席幅も485mmに拡大していずれのお客様にもゆったりとお座りいただけるようにしました。 また、お客様からのご意見を参考にして吊手を一段低くし、荷棚の幅を広く前に出しました。

最新技術の結集

アルミ大型押出し型材による軽量車体化やVVVFインバーター制御、ボルスタレス台車、静止型補助電源装置等、これまでの新型車両にも採用してきた技術を踏襲しつつ、走行性能の向上、省メンテナンス化、コストダウンを実現しました。

ボディカラーのリニューアル

「歴史を育んできた大地が朝日に染まるさま」を表すアースブラウンと、「うち寄せる波の輝きと躍動感」をあらわすクリスタルホワイトのツートンに「野性的だがあったかいという近鉄のコーポレートイメージにふさわしく、21世紀へ発展し続ける一筋の光」をあらわすサンフラワーイエローのラインが入ったボディカラーを採用しました。 一般車両としては32年ぶりにボディカラーを一新しました。

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