2010年度

No.3

-vol.-3-いつの時代もわくわくする車両でお客様の安全・快適な移動をお手伝いいたします。

大正3年(1914年)4月、開業当時の車両はうるし塗装で底光りする赤色の車体でした。内装は上質に仕立てられ、天然素材で作られたリノリウム張りの床は美しく、履物を脱いで乗ろうとする方もおられたほど。開業にあたり製造した車両は18両。ホームと同一平面で乗降できる平床式で、堅牢な鉄骨木造の車体でした。将来のため連結運転も可能な電気諸装置を設置するなど、当時の車両としては最先端の構造でした。近鉄ではその後も、ラビットカーやビスタカーなど個性的な車両が続々デビュー。これからも魅力的な車両を創造し、お客様の安全・快適な移動をお手伝いしてまいります。