2010年度

No.1

-vol.-1-大阪と奈良を結びたいという熱い思いが「生駒トンネル」を完成しました。

近畿日本鉄道(近鉄)の前身である大阪電気軌道(大軌)が設立した「生駒トンネル」。このトンネル掘削の背景には社運をかけた決断がありました。 工事には莫大な費用がかかるため、生駒山を越えるケーブル案が現実的であるという意見もありましたが、大阪と奈良を高速で結んでこそ未来があると、明治44年(1911年)、トンネル工事を決定。予想を超える難工事となりましたが、数々の困難を乗り越え大正3年(1914年)4月、全長3,388m、広軌複線で当時日本最大の「生駒トンネル」が完成しました。 この先を見通した決断が、今に至る成長の基盤となりました。