2007年度

No.3

出発、交信!
それは、電車の安全・安心をサポートする新技術。

カーナビゲーションや携帯電話にも利用され、位置を特定するための技術として、身近になったGPS(全地球測位システム)。
私たちは、そのシステムを、電車の安全運行に役立てようとしています。それが、「運転士支援システム」。
運転席に小型ゲーム機ほどの端末をセットし、GPS技術で列車の位置を特定。
その情報をもとに、音声や発光表示などで運転士に注意喚起を行います。
注意喚起のポイントは、発車直後、ブレーキ開始時期、入駅ホームの端、ホーム中央付近の4回。
運転操作のタイミングを逸しないように注意を促し、運転士をサポートします。
この画期的なシステムは、近鉄と近鉄車両エンジニアリングが共同で開発。大手私鉄では、日本初の導入となります。
わたしたちは、これからも安全・安心のためにできることを、ひとつひとつカタチにしていきます。