鈴鹿線

鈴鹿線
平田町~伊勢若松
8.2キロ 1,500V 標準軌
  • 鈴鹿線は、1925年(大正14年)伊勢若松~伊勢神戸(現在の鈴鹿市)間を伊勢鉄道により開業しました。 その後昭和11年、参宮急行電鉄が伊勢鉄道と合併、昭和16年、参宮急行電鉄が大阪電気軌道と合併、関西急行電鉄と改称、昭和19年、関西急行電鉄が南海鉄道と合併、近畿日本鉄道設立、という経緯の中、鈴鹿線は、伊勢電→参急→関急→近鉄と会社を渡り歩いてきました。

  • 開業当時は神戸(かんべ)線と呼ばれ、狭軌でしかも蒸気列車運転を行っていましたがその後、昭和2年に電化、昭和34年名古屋線の軌間拡幅に伴い1.435mの標準軌に改められました。 昭和38年には平田町まで路線が延長され、線名も鈴鹿線に改められ、現在に至っています。

  • 鈴鹿市は戦国時代に神戸具盛が開いた神戸城の城下町として発展し歴史的な名所も多く、また鈴鹿市の新市街の中心に位置する平田町は、大手メーカーの工場が集まる工業団地として知られ、朝夕の鈴鹿線は通勤通学路線として数多くのお客様に利用されています。

思い出の車両 ク6241−モ6231

  • 昭和5年に伊勢鉄道によってモハニ231系として製造されました。 当初は231~242まで12両がありましたが、昭和14年、231と238が事故のため車体更新し、 その後モ6231、6238を経てモ6241、6242となりました。 そしてモ6241が制御車化し、ク6241となり、同系の車両と編成を組み当時の伊勢神戸線に運用されていました。