2.お客さま・地域社会とのコミュニケーション
地域と連携したまちづくり
近畿日本鉄道㈱は、みなさまに親しまれ、愛される沿線を目指し、地元自治体や地域の方々と協力してまちづくりに取り組んでいます。 2022年3月23日には大阪市東住吉区と「地域および鉄道沿線の活性化に関する協定」を締結し、駅へのシェアサイクルを設置するなど、地域の方の利便性を高める取組みを進めています。 また、4月1日には針中野駅の副駅名を「長居公園 植物園前」とし、駅に同施設をモチーフとしたデザイン装飾を行い、より地域の方に愛される駅づくりにも取り組んでいきます。
きんてつ鉄道まつり
日頃ご利用のお客さまへの謝恩のため、2019年10月19、20日に五位堂検修車庫(奈良県香芝市)と高安車庫(大阪府八尾市)で、11月2日、3日に塩浜検修車庫(三重県四日市市)で、「きんてつ鉄道まつり2019」を開催しました。 近畿日本鉄道㈱の魅力がより多くの方に伝わるように、地域社会とのコミュニケーションに努めています。なお、2020年および2021年は、オンラインで開催しました。
近鉄ホームページ「暮らす」のリニューアル
近畿日本鉄道㈱では、沿線の魅力や当社取組みをより多くの方に知ってもらうために、近鉄ホームページの「暮らす」ページをリニューアルいたしました。
沿線情報を発信する「まちのお知らせ」、沿線の魅力を紹介する「まちの魅力」、自治体や企業と連携した近畿日本鉄道㈱の取組みを紹介する「まちのプロジェクト」などを開設し、情報発信を行っています。
今後ももっと、ずっと、愛される沿線をめざし、沿線の魅力発信や向上に取り組んでいきます。
地域ブランディングによる活性化
近畿日本鉄道㈱では、生駒山エリアのにぎわい創出のため、レトロをテーマにした地域ブランディングによる活性化に取り組んでいます。 その取組みの1つとして、生駒山エリアのレトロな魅力を紹介するWebページ「生駒レトロ」およびInstagram公式アカウントを開設し、情報発信をしています。 多くのお客様に「生駒レトロ」を知って、触れていただきたいと思い、2022年の「生駒レトロ フォトコンテスト」は生駒山の西側である東大阪市エリアも応募対象エリアに拡大し開催しました。 今後も、生駒市・東大阪市の協力をいただきながら、地域の活性化に取り組んでいきます。
先端技術を活用した取り組み「近未来ステーション」
近畿日本鉄道㈱では、多様化するお客さまのニーズや将来予想される働き手不足に対応するため、先端技術を活用した新しい駅運営のあり方を、「近未来ステーション構想」として検討を進めています。 2021年4月から大和西大寺駅において、「大型マルチディスプレイ」を利用したお客さま案内を導入するとともに、2021年7月からAIを活用した「案内ロボット」や、車いすなどを利用される方の「改札口見守りシステム」などの実証実験に取り組んでいます。 今後も、お客さまへのサービスや安全性の向上、駅係員の業務負担軽減及び効率化を図っていきます。
沿線に住む子供達への学びの場の提供
近畿日本鉄道㈱では、「子どもの教育と未来に希望を持てる沿線づくり」をテーマに「社会とつながるプログラミング教室プロジェクト ~鉄道編~」を夢見る㈱と展開しており、2021年5月、2社共同で、大和西大寺駅にプログラミング教室を開業しました。 開業以降、夢見る㈱との協業として、本校に通う生徒限定のコラボテキストの制作や鉄道に関連するプログラミング学習イベントを行っています。 今後もプログラミング教室を通して、沿線に住む子供達の教育と未来をより豊かにすることを目指します。