モ6601形 / ク6561形 / モ6411形 / モ6261形 / モニ6231形 / モニ6201形
モ6601形
昭和3年8月に大阪鉄道が吉野鉄道との直通運転用として新造した半鋼製電車です。 当時の形式はデニ501形と称し、片側2扉で、わが国初の20m長の大型車でした。 車内は中央部がクロスシート、出入口付近がロングシートのセミクロス式で、35両を製造しました。 昭和14年にロングシート化、戦後には3扉化などの改造を行ない昭和49年まで運用しました。
ク6561形
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昭和27年、名古屋線初の全鋼製電車として5両新造しました。 名古屋線運用の車両の車体長は、それまで17mが標準でしたが、この車両より19mと大型化し、座席は転換式クロスのあるセミクロス式でした。 昭和33年にはク6561のみを特急用付随車に改造し、形式をサ6531形としました。 昭和34年に標準軌化した後、昭和52年に再び狭軌化して養老線(現養老鉄道)で運用し、平成4年を最後に全車廃車しました。
モ6411形
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昭和25年、南大阪線の急行用として新造した半鋼製電車です。 当時の形式はモ6801形と称し、20m長、片側3扉の片運転台貫通式のロングシート車で、外観はクリームとブルーのツートンカラーとしました。 昭和32年から名古屋線で運用しましたが、名古屋線の標準軌化に伴い再び南大阪線等で運用し、昭和55年に2両を貨車に転用する他、昭和58年に廃車しました。
モ6261形
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昭和22年に名古屋線用として新造した半鋼製電車です。 車体は片側3扉の両運転台貫通式で、車両長は19mと大型化しました。 戦後の復興期の製作のため、側扉窓や正面貫通扉窓は多くの桟によりガラスは小さく分割され、破損を防ぐと共に物資の不足を象徴していました。 輸送力を確保するため、座席はロングシートでした。 7両製造し、名古屋線の通勤車として運用しましたが、昭和49年全車廃車しました。
モニ6231形
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昭和5年、伊勢電気鉄道が桑名~大神宮前間開通時に新造した半鋼製電車です。 当時の形式はデハニ231形と称し、車体は両運転台付の17m長、片側2扉とし、運転室の後には荷物室を設けました。 座席は転換式のクロスシートを使用したセミクロス式で、急行用として運用しました。 昭和16年にモニ6231形に改称、昭和34年に標準軌化した後、制御車に改造してクニ6481形としました。 昭和45年には再び狭軌化して養老線(現養老鉄道)に移籍、昭和54年まで運用しました。
モニ6201形
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昭和3年、伊勢電気鉄道(現名古屋線)が新造した半鋼製電車です。 当時の形式はデハニ201形と称し、車体は両運転台付で伊勢電気鉄道としては初の17m長、片側3扉で、運転室の後には荷物室を設けています。 半月形の飾り窓が設けられた、特徴のある外観でした。 昭和4年には養老線(現養老鉄道)へ直通運転を行ない、昭和16年にモニ6201形に改称しました。 昭和34年に標準軌化しましたが、後に再改軌して伊賀線(現伊賀鉄道)に移籍し、さらにモニ5201形に改称し、昭和52年を最後に全車廃車しました。
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